【剣盾 S21シングル】揺れる藻竜に煌めく幻影【最終1876位/レート1816】
目次
【はじめに】
はじめましての方ははじめまして、そうでない方はいつもありがとうございます。みょんと申します。相棒のドラミドロとともにランクマッチに潜っています。
まずは皆さんS21お疲れさまでした。ルール変更によってまだまだ環境が固まっておらず、非常に難しいシーズンでした。
今回は剣盾シングルS21で最終1876位、レート1816と自身初のレート1800を達成できたので構築記事を書かせていただきます。
初の投稿なので至らない点もございますが、最後まで読んでいただけると幸いです。
【構築】
需要があるかはわかりませんがレンタルも公開しておきます。
【構築経緯】
現環境は再び禁止伝説級の加入によって、シリーズ8ルールでも多く、ダイマックスがなくても強いザシアン、カイオーガ、黒バドレックスを軸にした構築が増えると感じ、これらに強いポケモンを軸に組むことを考えました。
[1]まずカイオーガにも強く、相棒でもあるドラミドロをチョッキのHCD、ドラミドロと耐性面での相性がよく、ザシアンに強い日食ネクロズマを弱保のHBS、黒バドレックスに対して強く、トリックルームでの切り返しもできるポリゴン2を輝石のHBDで採用しました。
[2]次に禁止伝説に多い90族、95族よりも速く、あくびでの起点作成をしてくるカバルドン、ラグラージにある程度強く出られる水ウーラオスをスカーフのAS、一貫する地面技を受けつつ、フィールドでの補助や詰めでの一掃を担えるゴリランダーを珠のHASで採用しました。
[3]最後の一枠は構築として薄い地面技の対策をしながら、エアームドやナットレイに対して炎技を撃つことができ、ボディパを積めばビーストブーストと合わせて全抜きを狙えるテッカグヤをパワフルハーブのCSで採用して構築が完成しました。
【個体紹介】
1. ドラミドロ
NN:もずく
特性:適応力
持ち物:突撃チョッキ
調整:冷静 171(244)-×-110-154(180)-154(84)-57
HD:C特化カイオーガの潮吹き、冷ビを2耐え。C252振りWキュレムやC特化のレシラム達(C種族値が150の禁伝)の流星群を確定耐え。
C:耐久無振りカイオーガを雷+流星群で確定。耐久無振りの竜技が抜群の禁伝竜(100%ジガルデとアナザーフォルムのギラティナを除く)を流星群で確定1発。
環境に多いHBサンダーやカプ・レヒレなどの特殊ポケモンに強い相棒枠です。対面ではカイオーガにも比較的強いです。遅いSを活かした後攻クイックターンでの対面操作ができることや、禁伝レベルの火力を出せることから安易な受けだしを許さず、2周目以降のサイクルを有利にできることが強みです。
しかしザシアンやナットレイをはじめとした鋼ポケモンに弱いので、裏でのカバーが必要でした。相手の交代に合わせたクイタンや、ポリゴン2のトリックルームと組み合わせて有利なサイクルを作ることが大切です。なかなか厳しい環境でしたが、しっかり活躍してくれました。
選出率4位
2. テッカグヤ
NN:ステラ
特性:ビーストブースト
持ち物:パワフルハーブ
調整:控えめ 175(20)-×-124(4)-169(212)-125(28)-112(244)
技構成:エアスラッシュ 大文字 メテオビーム ボディパージ
H:16n-1調整
BD:DL調整
S:ボディパージ1回で最速フェローチェ抜き
C:余りぶっぱ
主にエアームドやナットレイ対策のために採用しました。有利対面ではボディパを積むことで後続からくるサンダーなどを返り討ちにすることも多々あり、一度ビーストブーストが発動するとなかなか止められない暴れ馬です。
しかしダイマがなくなったことにより、基本的に岩技を一度しか撃てなくなったことで今まで以上にメテビの使いどころが重要になったことと、あまり耐久に振ってないためにサイクルに組み込みにくいことが弱点でした。選出しにくい枠ではあったが構築として間違いなく必要であり、3タテもしてくれた隠れエース枠です。
選出率6位
3. 日食ネクロズマ
NN:プリズム
特性:プリズムアーマー
持ち物:弱点保険
調整:腕白 191(148)-184(52)-188(188)-×-130(4)-112(116)
HB:A+1陽気ザシアンのインファイトを2耐え。陽気悪ウーラオスの暗黒強打+不意打ちを確定耐え
S:+1で最速100族、+2で最速フェローチェ抜き
AD:余り
禁伝の中でも優れた耐久と耐性を持ち、特性のプリズムアーマーで弱点技のダメージも軽減する要塞です。レート1800直前では竜舞する余裕がなかったことが多かったので、積みエースというよりはサイクルのパーツとして活躍しました。
岩技が欲しい場面は多くありましたが、ザシアン用の地震がどうしても欲しかったので採用しませんでした。ホウオウやエアームドで止まるのが難点ですが、持ち前の火力と耐久を活かして多くのポケモンを突破してくれました。
選出率2位
4. 連撃ウーラオス
NN:なぎ
特性:不可視の拳
持ち物:こだわりスカーフ
調整:陽気 175-182(252)-122(12)-×-80-162(244)
技構成:水流連打 インファイト かみなりパンチ 蜻蛉返り
A:ぶっぱ
S:最速95族抜き(最速にしなかった理由は後で説明)
B:余り
※最速にしなかった理由
ウーラオスを最速にするメリットとして、ウーラオスミラー意識とミミッキュよりも上から動けるというものがあります。しかし以下の3つの理由から最速にしませんでした。
- 相手のスカーフ水ラオスより先に動くとインファイトを打った時に耐久が下がる
- スカーフ採用のミミッキュがほとんどいない
- Sを削った分をBに振ることで鉢巻ラオスのインファイトや鉢巻ランドの地震を耐える確率がわずかに上がる
前者2つが主な理由です。しかし不意の鉢巻を耐えたことで勝った試合もあったので、この調整にしてよかったと思っています。
速いSを活かしてサイクルを回しつつインファや水流連打で倒すサイクルの要となったポケモンです。多くの構築に投げられる安定した枠で、有利なサイクルを作ることに一番貢献してくれました。
しかし撃たれ弱く、何度も後出しできるような耐久はないため、半減受けやドラミの後攻クイタンを使って投げることが多かったです。また選出段階での圧がすごく、カプ・レヒレを呼びやすい故にその役割対象であるドラミが活躍するため、カグヤ、ネクロに次ぐ良き相方を見つけたと思います。
選出率1位
5. ゴリランダー
NN:ロック
特性:グラスメイカー
持ち物:命の珠
調整:意地っ張り 193(140)-190(220)-110-×-90-124(148)
技構成:グラススライダー 十万馬力 馬鹿力 剣の舞
H:16n+1
S:S60振りウインディ抜き
A:余りぶっぱ
※S60振りウインディについて
とある実況者の方がYoutubeにて紹介していたウインディを抜ける調整です。とても有名な方でしたので、この型が増えるだろうと考えて抜き調整にしました。
この構築記事に載せる許可をもらっている途中ですので、詳しい名前等は載せておりませんが、了承が得られ次第動画のリンクを貼ろうと思います。
主にカイオーガやヌオーを役割対象としていて、高火力先制技による詰めも可能です。剣舞を積むことによってタイプの相性を超えた火力を出すことが可能なのも魅力です。
しかし環境における使用率は瞬間1位(最終2位)であり、対策もされやすいことからあまり選出はできなかった印象が強めです。しかし選出した試合はほぼ活躍するという環境に恵まれたポケモンだと感じました。
選出率5位
6. ポリゴン2
NN:ポリエチレン
特性:トレース
持ち物:進化の輝石
調整:穏やか 191(244)-×-135(196)-125-136(68)-80
HB:C特化黒バドレックスの眼鏡サイコショックを最高乱数2連続以外耐え
HD:C特化黒バドレックスの珠サイコキネシスを2耐え
主に黒バドレックスやランドロスに役割を持つ鉄壁ポケモンです。バドレックスや積み技対策にイカサマを採用した結果、A0+下降補正の黒バドに対してアナライズ補正が乗っても倒せないことがあるため、特性をトレースにしてランドを対策しつつ、黒バド対策はトリックルームを絡めた対処方法に切り替えました。
ザシアンや悪ラオスが多い環境で、立ち回りが難しかったことはありますが、中速帯が多いこの構築ではトリルによるサポートが輝きました。
選出率3位
【基本選出】
ザシアン軸:日ネクロ+水ラオス+@1
黒バド軸:水ラオス+ポリ2+@1
オーガ軸:ドラミ+水ラオス+@1
ダイナ軸:ドラミ+日ネクロ+@1
【結果】
S21 シングル 最終1876位 レート1816
【終わりに】
ここまでの閲覧ありがとうございます。使用率トップの禁伝がザシアンということもあり、打点を持たないドラミドロが活躍できるか不安な環境ではありましたが、無事目標であるレート1800を達成することができました。来期もより上を目指せるよう精進するのでよろしくお願いします。
最後に、この構築が完成するまでにフレンド対戦をしてくださった方々や、意見をくださった方々に大いなる感謝を。